古書の買取、知ってくべき需要と相場
古本の買取において、扱いの難しいジャンルのひとつが古書と呼ばれるものです。 古書と古本の違いは、新刊でも購入することが可能なものを古本、絶版となり新刊での購入ができないものが古書といわれます。

古書はジャンルも様々で、文学全集や学術の専門書、画集、古地図、戦前の図書、昭和の本、大正の本、明治の本、古いポスターなど、色々な種類のものがあり、 お店によって取り扱いの可否が異なります。

一般的には需要の少ないこのジャンルですが、一部のマニア層に強く訴えかけることが可能なため、高額で取引されることがあります。 中には1冊1万円程度になる場合も少なくありません。 作品集などでは、セットで何万円もの値段がつくこともあります。 現在はインターネットで全国のマニア相手に販売が可能になったため、取り扱いを行なうお店も増えてきました。

買取査定は通常のような、外見や出版年月で判断するといった機械的な作業ではなく、より専門的な知識をもった人が相場観をもって1冊ずつ商品価値を査定していきます。 傷みが激しいとか、古すぎるから、といったような理由で一般の大手古本屋で売れない場合でもお店によっては買取を行なってくれる場合があります。

建物の立ち退きや、事務所や研究室の移転、引越し、物置・倉庫の整理、遺品整理の際などに古い本が大量に出てくるときがあります。 こういう時に、掘り出し物が出てくる場合がありますので諦めてすぐにゴミとして捨ててしまわずにまずは査定の相談をしてみましょう。 この時、どんなジャンルの本なのかを知らせることができると考慮してくれる場合もありますので、古い本だと敬遠せずに本のジャンルなどは確認しましょう。

最近はインターネットで検索すると、本のオークションでの落札価格や買取金額の結果を紹介しているWebサイトも多いです。 Amazonのマーケットプレイスでの値段は、査定価格の根拠として使われる場合もありますのでチェックしてみるといいでしょう。 価値ある本たちですから、満足できる価格で販売するようにしましょう。 古書には新刊本や一般の古本にはない価値がいっぱい詰まっているのです。