専門書は専門知識があれば高く売り抜けることも可能
最近、インターネット上の古本屋さんで、専門書を取り扱っていることも増えました。 昔は専門書の古本は、大学近くなど一部地域に密集しているものでした。 その他の場所では、買取も販売も難しかったからです。 インターネットによって時間や場所の制約がほとんどなくなったことで取扱いが増えました。

専門書の定義は専門性の高い本、専門家向けの本です。 専門家は知識にお金をかけるものですが、最近はお金をかけなくても本を見つけられるようになりました。 本当にインターネット様様ですね。 広い意味では、教科書やむずかしめのハウツー本を指す場合もあります。

再販がされていないものも多い分野ですが、温故知新という言葉があるように常に古いものを探している人がいるものです。 専門家やマニアが探していることが多いこともあり、古本屋さんでもそうした需要があると睨んで積極的に取り扱うお店が増えています。

ジャンルにもよりますが、割と需要の安定している分野でもあります。 技術本や思想・哲学本、社会・政治・法律関係の本、歴史や地理、医学薬学、芸術・建築、教育・音楽などの分野は常に需要があります。 その分野について専門的な知識があると買取も販売も有利です。 希少価値がある商品であれば価格がつきやすいですが、専門知識も流行りすたれがありますので、ただ古ければいいというわけでもなく、むしろ古いと値崩れが大きくなりますので難しいところです。 コンピュータ関係の場合なら、バージョンが変わったプログラムの本は一気に価値が陳腐化するような場合もあり、注意が必要です。

買取価格の相場としては、50円~が相場で、定価や需要によって高くなっていきます。 モノによっては、定価よりも高くなる場合もありますが、一般的に古くなるほど価値は落ちます。 ジャンルによって新しいものほどよいものと、古いものほどよいものが分かれます。

専門書は、マンガや小説を除けば古本の代表のような分野です。 職業生活の中で自然とたまっていきますので、不要なものは捨てずにまとめておいて、必要な時に買取に出すようにしてはいかがでしょうか。